親子で並んでいる姿を見て

 先日…8月30日に、幼稚園のホールにて、「山田凜仁クラシックコンサート」を開催しました。時折「お寺でジャズ」とかは見かけるのですが、幼稚園にしっかりしたピアノがあることや、保護者からのツテも生きて、今回の開催にこぎ着けました。

 ご本人はいま15歳。5歳ごろからピアノを始めたとのことですが、写真で見るよりも素朴というか子どもらしい…「普段は中学校へ通いながらピアノの練習をしています」という、何とも直球な自己紹介をしていました。質問コーナーでも「食べ物は何が好きですか?」「魚です…鮭とかホッケとか」と、ほのぼのしたやり取りを見ることができました。

 しかし一旦ピアノに向かうと!もう別人というか別の人格が出てきているようで、それはそれは真剣な姿を見せてくれました。これこそ「生で現物を見る体験!人の真剣さに触れることこそ価値」と、演奏にも唸らされました。そして質問コーナーでは「小さい頃は難しい技巧を弾きこなすのが、ゲームをクリアしていくような楽しさがありました」的な発言もあり、「東大生が、受験勉強を同じように表現していたな」とか思いながら聞いていました。

まさに「楽しいからやっている」、ただし「ゲームのように」というのが「楽しさの象徴に留まっている」表現であるのがポインだな、と。

 そして、お父さんを交えてのトークの時間や、連弾の披露もありました。連弾…父と息子が、一つの楽器に向かって、息を合わせて演奏している。それは何とも有難いというか、感動する姿でした。「もう、息子というより同僚ですね」という言葉には、一人として尊重している姿が現れていました。


 感動した…というのは、私も最近になって、息子と「お経の練習」を始めたのです。彼はもう思春期というには遅すぎますが、であればこそ「この一緒の時間は、何時までも続くものではない」ということは(頭では)理解しているはず。イヤ私もできる限り続ける積もりですが(笑)。
 そのうち、「俺の方が声が大きいぞ。あそこの礼は間違えてるぞ」とか思うのだろうな…かつての私のように。そんなことまでグルグルと頭を過りました(まだ回転はいいです)。

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