いい質問

 先日の「すっとぼけ」をヒントに、「人間ならでは」の行動を考えてみました。思いついたのは「いい質問ですね」というもの。これに限らず「問いそのものの評価」というのは、人間が答えるならでは、の対応だと思います。機械が全ての質問を「平等に」処理するのに比べ、ひとあじ違った対応ですね。
 この、「すべての問いや発言を平等に扱うか・否か」というのは確かに人間と機械における差異に見えます。極端な話、「そうは言っても、お前のことは信用できないよ」というのは人間同士だから成り立つ流れです。機械が「貴方の問いはクダラナイから真っ当には答えません」とか言わないのと対をなしていますね。そうそう、この「(問いを信用して)必ず真っ当に答えようとする」ところが、機械依存とかネット依存に繋がっているような気もします。ネットでの人生相談を見ていると、夜中の2時3時に書かれたものもあり、そんな時間に人間に対応を求めてもダメなのに対し、機械は受け入れてくれるのですから。

ということで、そろそろ一旦まとめに入ってはどうかな。

相談において、「自分の経験や、そこからの学びをアドバイスしても役に立つことはまれ」というのは今までの経験から学んできたことです。しかし「その質問が浮かんだことは…だね」というのは人間ならではの答えで、そこに「人間が回答すること」の価値があるのかもしれません。今後はこれら両面での回答を枠組みとして考えていきたいと思います。

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