お盆の設え
明日13日は、お盆の入りです。例年はこの時期、お参りに行っていることが多いのですが、今年はコロナ禍もあって比較的時間があります。それを使用して、改めて「お盆のしつらえ」を説明しようと考えました。
写真はお寺の「お内仏」=住職家のお仏壇です。お飾りの仕方自体は、これらの用品を買うと裏に説明書きがついている事が多いので余り迷わないかと思いますが、何をどこに置くか?ということについては結局のところ「我が家流」で良いと考えています(住職に確認済み)。
お寺として外して欲しくないのは「お迎えする」心得で、基本的にはお客様をお迎えするのと同様、埃などはお掃除してお花を添え、お供物で「おもてなし」することだと思います。
幼稚園でもお話しますが、「今の私を見て喜んでくださるかしら」という思いを馳せることで、自ずと調っていくのだろうと思います。忙しい日々の中で、自分について客観的な視点を持とうと試みる、思いを巡らすきっかけにもして頂きたく存じます。ご先祖様は、お亡くなりになったとはいえ、いまいるみなさんに命というご縁で繋がっている方々です。「10代前には1000人以上のご先祖様がいる。そのお一人でも欠けていたら、いまの私のいのちはないのだ」といいます。自らの命の不思議さに思いを致すことでもあると思います。