zoomで会った
昨晩、hasunoha(ネット上の相談サービス)で出会った方から、「浄土宗のお坊さんグループで、zoom会を開くので、良かったらどうぞ」と、ご招待を受けました。「特段の緊急性はないのですが、コロナ時代になってからの変化とか対応とか、これから取り組むべきこととか、交流しませんか」とのこと。新しもの好きもあり、行ってみることにしました(実際は事務室で座っていただけですけれど、こちらの表現がぴったりです)。
約20名が参加ということで、前半は自己紹介のような時間になりました。私よりも年長(とお見受け)の方は多くなく、中心の世代は40代という感じでした。「全国浄土宗青年会」という組織があって43歳で卒業となるのですが、その現役の方や卒業したての方もいらっしゃいました。
面白いと感じたのは、ネット上だと「年齢による上下感覚が分からない」というか、どうでもよくなる点です。対面で話している時は、とりあえず相手を見ながらですから、それなりの距離感を自然ととっているのだと思います。しかしネット越しですと、どうやら見ているのは小さなカメラのレンズやディスプレイであって本物ではない、そのことに脳も気付いているような感じがするのです。「飾らない、本人の素の姿で喋っている」のでもありますが、なんだかラフというか、最初の「上下感覚が分からない」に通じているように思います。また、「それぞれの話が長くなりがち」とも感じます。周りの反応がリアルでないので、「もっと話を詳しくした方がいいのか?もう切り上げた方がいいのか?」が感じられないためでしょうか。暗い会場に向かってプレゼンテーションしているような感覚があります。
まぁ、何と言っても「実際に会うに如くはなし」ですね。
「もう、今後こういった機会はなくなる」なら構わないのですが、こういう形のコミュニケーションには、それなりのテクニックがあるように思います。それを知って、身に付けなきゃならないように思います。「元々会話するための仕組みではなく、会議するためのもの」ということがあるとは思いますが、「インターネットでは、やっぱり100%代替されない」というのは、ちょっと安心でもあります。