なぞなぞ
最近、末の娘と「なぞなぞ」を楽しんでいます。これは「クイズ・問題」ではなくて言葉遊び…シャレやヒッカケなのですが、よく考えてみると日本語の特質とよくマッチしているのです。
そもそも、日本語って自由度が高いからね。根本的には「音を表す文字」と「意味を表す文字」を組み合わせているところに特色があるんだろう。外国から来たものも、とりあえず音だけ使うことができるから。あとは音がシンプル(50音表なんて、日本とサンスクリットにしかないようです)だから同音異義語が多いというのも関係しているよ。
あ…もう、全部説明してしまいましたね。「クイズ」は納得感のある正解が求められますが、なぞなぞはコジツケというか意味の改変がありますから全く違いますよね。『驚いた時に出るクリは?答えはびっくり』みたいに。つまり遊びです。この辺りはわきまえていないと、野暮な反論(そんなクリはないだろう!)をしたくなりますからご用心。
そして、大人にもなぞなぞを出してみるのですが、いろんな反応があって、むしろこちらの方が面白い。もちろんくだんの反論をされることもあるし、意味にとらわれて発想が固くなって答えられなかったり。でも「答えは◯◯!」となった時は、思わず笑みが出ることが多いです。「なるほど、そんな考え方があったか!」というのに気づき・受け入れるからですね。
某小学校の校長先生は「なぞなぞをすると、勝手に頭が良くなる」と言っていますし、古くは千葉大の有名な先生が(クイズも多かったですが)似たことをおっしゃっていました。「自分の決まりきった価値観から、少し離れてみようよ」と。
いつも拭き掃除ばかりしている家具は何でしょうか?
洋服ダンス(よう拭くダンス)
娘がいちばん好きななぞなぞがこれです。「ふく」を動詞らしく発音すると「洋服ダンス」とはイントネーションが変わるので、その不自然さが面白いようです。もしもお参りの際に見かけましたら、ナゾナゾを出してやってください。喜びます。